福祉事業で働くということ
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若者の働き先がない、就職率が思わしくないというニュースが流れますが、福祉関係の事業所では、人手不足と人件費の負担に苦労していると聞きます。
学生が福祉や介護業界に就職することに不安があるというような意見を聞いたことがあります。その内容は、夜間勤務に対する不安などを上げる方もいました。
介護の人材については、資格取得が必要な職業も多く教育訓練を行いながら介護業界で育ち、ノウハウを生かしていく必要があると思います。またそうしたノウハウをこれから介護業界で働こうという方へ伝えていくことも大切になります。
介護職員の勤務年数について、興味深いデータがあります。そのデータによると小売業や飲食店などのサービス業と比べて、介護職の勤続年数が短いということです。小売業で11年、飲食店で8年程度の勤続年数がありますが、医療・福祉で7年 ホームヘルパーでは5年というデータがあります。こうしたデータから就職後にすぐにやめてしまい、また採用を行いという、悪循環が始まっている可能性が考えられます。
介護業界は仕事がきつく、賃金が安いといった悪いイメージが学生や若者に広がってきているのかもしれません。介護業界全体として、そうしたイメージの払拭に取り組むとともに賃金面や待遇面では、業界団体だけではなく、国の後押しも必要になってくると思います。
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